平成27年「公共施設アセットマネジメント基方針」ができてから、「基本計画」、「施設分野別の個別施設計画」が策定され、具体的な公共施設の統廃合にむけて動き出しました。今年度は、佐谷田にある東部体育館が閉鎖になります。学校では令和5年4月に成田小と星宮小の統合をと進めています。、星宮小の校舎はなくなります。すでに、統廃合に向けての準備と称して、新小学校(場所は、現在の成田小)の校名募集もしました。
小学校は地域コミュニティの核です。小学校がなくなれば、ふるさとにリターンする若者も少なくなるのではないでしょうか。子どもや地域のことを考えれば、国の路線に従い学校を減らすためだけの統合でなく、小学校を残すことを考えるべきです。
「学校区の見直しはしなかったのか」の質問に、「仮に成田小学校区の一部を星宮小学校区に変更した場合、一時的に複式学級の解消は図られても、望ましい規模としている1学年2学級以上になることは考えられません。」という答弁でした。

また、これまで、昨年7月の東部エリア説明会を皮切りに、各学校区で、それぞれ2回の説明会、星宮小では未就学児の保護者を対象とした意見交換会など行っていますが、星宮地域では、意見がまとまらず、最終的に「地域の代表者による会議」を開くことになり、本年1月から3月にかけて3回開催しています。2回目の会議の中でアンケートを行うことになりましたが、結果は賛成、どちらかというと賛成が半数以上でした。結果、3回目の会議では、市長から「統合に向けて準備をする」と説明がありました。そうであっても、アンケートの対象に、統合後の新入生の保護者は入っていませんし、たった3回で結論を出していいのでしょうか。
「星宮小学校を残してほしいが、統合になったとしても、せめて、令和4年度の時点で星宮小に在学している子どもについては星宮小を卒業させてほしい」という意見や「いろいろ聞いても回答がもどってこない」という星宮地域の声もまだあります。市が「丁寧な説明」をしているのは分かりますが、説明で終わっていることが市民にとっては納得がいかない点です。日程を遅らせても、地域住民の思いに耳を傾けていただきたい。統廃合は、子どもたちのためでなく、国の路線に従い学校を減らすためだけの統合としか思えません。